NSX(NC1)に一日乗ってみて判ったこと

こんにちは、ペイです。

 

昨日、幸運にもNSXを一日乗る

機会があったので、自分の備忘

録もかねてNSXに一日乗って感

じたことを書いてゆこうと思い

ます。

 

今回こういう機会に恵まれたのは、

5月にある雑誌の取材を受けたの

がきっかけでした。

ボクの仕事は、こちらのプロフ

ィールをみてください。

 



 

この取材は、発表以来自動車

メディアの間では、かなり辛

口に評論される新型NSXをい

ま一度見つめなおしてみよう

と言う企画で、その第一回目

に販売の現場の話を聞こうと

日本で一番NSXを販売してい

るボクに白羽の矢が立ったと

言うことです。

 

この時にご縁のあったブラン

ド企画室の方に、お客さまか

ら整備の際にいろいろと指摘

されるコンプレインに対して、

ボクも専任のメカニックも乗

った事がないので、果たして

それが仕様なのか?異常なの

か?が全く判らないので困っ

ていると相談したのがきっか

けで今回NSXをじっくり乗る

機会を得ました。

 

良く新型NSXで言われるのは、

サーキットでのハンドリング

や初代との比較が多く、実

際に販売しているボク自身も

初代と比べてのコンセプトの

違いに戸惑いがあったのも事

実です。

 

しかし、そこは販売のプロで

すから開発したメーカーの人

達の思いや、同価格帯のライバ

ルには無い、このクルマの価値

を自分自身のセールストークと

してお客さまに説明してきまし

た。

 

そして今回じっくりと乗ることに

よってわかったことは、このクル

マは他のスーパースポーツとは全

く異なるクルマと言うことでした。

 

スーパースポーツの代表格として

は、フェラーリ・ランボルギーニ

ー・マクラーレンがあがると思い

ます。

 

これらのクルマのスーパースポー

ツとしての性能が超一級だと言う

ことは、誰もが認めるところだと

思いますし、ボクもそう思います。

 

しかし、スーパースポーツのスー

パーな性能は非日常のことで、決

して日常使いのものでは無いと思

います。

 

たとえば、これらのクルマでの長

距離移動は、かつてアヴェンタドー

ルに乗せて頂いた経験から、かな

りしんどいことは容易に想像はつ

くし、遠方への旅行などのグラン

ドツーリングに乗ってゆく気には

ならないだろうと思う。

 

これらもこなせるスポーツカーの

代表格はポルシェであるし、アス

トンマーティンなんかもそうかも

知れない。

 

しかし、これらのクルマの形はスー

パースポーツのそれでは無く、クー

ペに分類されるだろう。

 

やはり、スーパースポーツはスタイ

リングもそれらしくあるべきだと

思うし、そうあって欲しい。

 

そういう意味で、NSXは唯一無二

の存在だと今回の試乗を通じて強

く感じた。

 



 

クワイエット・スポーツ・スポーツ

プラス、そしてサーキット走行用の

トラックの4つのモードを切り替え

ることによって、早朝の住宅街から

サーキットまでこなせるクルマなん

て他にあるだろうか?

 

特に、高速道路を一定速度で走る時

にエンジンや排気音が大きいのは疲

れるに決まっている、こういう時は

スポーツモードで走るに限るし、ち

ょっと飛ばしたい時は、スポーツ

プラスにすれば、音も走りもスーパ

ースポーツのそれになる。

そして、一日乗っても疲れることの

無い出来のいいシート。

 

これらが相まってNSXは日常のなか

でも非日常が楽しめるクルマに仕上

がっていると思うし、そこが美点だ

と今回確信した。

 

人は自分の経験の中でしか想像が

できないと思う。

でも、ボクの中では想像をはるかに

超えたクルマだったし、こんなにも

素晴らしいクルマを販売できる幸せ

を噛みしめた体験でした。

 



 

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