どん底からの這い上がり方

こんにちは、ペイです。

 

仕事をしていると好不調の波ってありますよ

ね。

 

とくに実績が数字で見えてしまう仕事の場合

は尚更で、誰がみても歴然と良い悪いがはっ

きりしてしまいます。

 

ボクの仕事のような自動車の販売ですと、毎

月の目標があって、その台数に行く行かない

で明暗がはっきりと分かれます。

 

当然、売れていない時の心理的なプレッシャ

ーは相当なものですが、この度合いも平均的

に売れている時と、そうでない時で異なりま

す。

 

周りが売れていなければ、そうでもないです

が、周りは売れているのに自分だけは売れて

いない状況の時は相当な重圧がかかります。

 

 

ちょうど1年前の2017年4月がボクにと

って、初めてのそういう時でした。

 

 

4月25日まで受注がゼロで、ボクのいる営業

部の部長も「これは事件ですね!」と言うくら

いの状況でした。

 

結果、この月は1台の受注で終わりましたが、

本当に久々にどん底を味わいました。

 

しかし、このような結果は必然であったと今に

なればそう思います。

 

なぜならば、この時のボクは完全に自分の仕事

の目的を見失っていたからなんです。

 

ボクの一番大切な仕事は、クルマを販売するこ

とです。

 

そのためにやるべき事はいろいろあるのですが、

それはお客さまに対して行い、その結果として

クルマが売れたり、点検や車検で利用いただい

たり、保険が売れてゆくわけですが、いろいろ

なモノやサービスが昔ほど売れない状況ですと、

会社と言う組織は不安になります。

 

そうすると、さまざまな活動を数字で管理して

新人からベテランまで同じことを求めます。

 

この活動を数値化することによって、さまざま

な活動の数字をこなすことが仕事になって行き

ました。

 

ボクのように現場のトップと言う立場ですと

ボクがやらなければ、部下はやらないでしょ、

と言われると当然この数字をこなすのに必死

になります。

 

会社の命令ですからやって然るべきと思う

ひとも多いと思いますが、日々お客さまから

のお願い事や要望は沢山あります。

 

そういうお客さまからの要望にひとつひとつ

応えた結果、クルマが売れて行きます。

 

ですから、本来のボクの仕事はお客さまへ

対して行われるべきであって会社へ対して

行われるべきではないと思うのです。

 

しかし、そこはサラリーマンの悲しい性と

言うべきか、そこそこの実績は残しながら

でも本来の自分を見失ったまま月日は流れ

て行ったのです。

 

そんなあるとき、この方達のツイッターを

フォローし始めました。

 

そのタイムラインにはこんな金言達が掲載

されていました。

 

 

 

本当に目からうろこのツイートばかりで、

これに共感したボクは完全に仕事のやり

方を変えました。

 

本来一番大切なお客さまへ時間を最大限

に割いて、会社の活動指標は一切気にし

ないことにしました。

 

すると数か月の後にはボクの実績は会社

でもベスト10に入るようになり、稼ぎ

は1位になるようになりました。

 

そして、今月は500人中2位の販売台数

にランクされています。

 

さらに、3月・4月と2か月連続で過去

最高の給料を連続で更新しました。

 

まさか53歳で給料が過去最高を更新

するなんて夢にも思っていなかったので、

自分でもびっくりしています。

 

この経験からボクが思ったのはこんな

ことでした。

 

・自分が心地よい状態を作るのが主体性

・人を喜ばせるのが仕事の原点

・与えられた仕事でベストを尽くす

 

会社から与えられた数値目標をこなす日々

は本当に苦痛な毎日で、自分にとって心地

よいものとは言えませんでした。

 

それが今は、どんなに忙しくとも心の中は

平穏な状態です。

 

そして実績もトップクラスですから会社

に迷惑をかけている訳ではありません。

 

しかし、会社の指標通りに仕事はしてい

ないのに実績は出しているので必ずしも

会社としては良く思っていないようです。

 

これはこれで、ボクは良いと思っていま

す。

 

なによりも大切なのは、自分の下した

決断で自分の人生はできている、決し

て会社の下した決断で自分の人生が

出来てはいないと言うことです。

 

会社から指示された仕事をイヤイヤこな

していて、とうとうどん底の実績を更新

したボクが皆さんに伝えたいことは、

他人の人生を生きる必要はない、自分

の人生を生きてください、と言うこと

です。

 

ボクの尊敬する、本田宗一郎も言って

いました。

 

会社の為に働くな。

自分が犠牲になるつもりで勤めたり、

物を作ったりする人間がいるはずない。

だから、会社の為などと言わず、

自分の為に働け。

 

 

 

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