CMのキャッチフレーズをそのまま鵜呑みにしてはいけない
こんにちは、ペイです。
ボクは自動車のセールスをしていますが、
最近、自動車のテレビCMを見ていると
これは消費者に誤認を与える表現だけど
本当にこういう表現は大丈夫なのか?と
思うことがあります。
たとえば、自動運転・自動ブレーキの
ような表現がそれにあたります。
先日もショールームに来店されたお客さま
に安全装置の説明をしてる時に、「自動で
止まるんでしょ?」と聞かれたので、いか
なる状況でも停止するわけでは無いでしすよ
と説明すると、「それじゃ役に立たないじゃ
ない、そんな不完全なものを販売しているん
ですか?」と言われてしまいました。
世の中がネットから情報を収集する方向に
なっているとは言え、まだまだテレビの影響
は本当に大きくて、新型車のCMをバンバン
入れると来店が増えます。
もちろん皆さんCMでのキャッチフレーズ
に強いインパクトを受けて来店されるで
しょうし、制作側もそれを狙ってどうすれば
消費者に印象を強く植え付けられるかを
考えての結果だと思います。
これは自動車メーカーだけに留まらず、
カー雑誌でも同様にこういうキャッチフレー
ズを使っています。
ミニバン初の電気自動車が登場です!
【試乗】ついにミニバンの日産セレナにe-POWERを搭載! 大ヒット間違いなしの完成度
https://t.co/blmci3nwjg pic.twitter.com/BZFSlHgglO— WEB CARTOP (@WEB_CARTOP) 2018年2月28日
これは先日発売になった日産のミニバン
のツイートですが、ミニバン初の電気自
動車と強調しています。
気自動車と電動化はまるで違います。
この日産セレナは、エンジンで電気を発電
してモーターで駆動するシステムを採用
しており、完全に一緒ではないですがホンダ
が4年前にアコードハイブリットで初採用
した2モーターハイブリットi-MMDと
似ています。
ただしe-Powerは高速走行時にエンジン直結
にはならないので、高速走行時では燃費が
落ちると思われます。
このようにCMで先進的な印象を持たせること
には成功していますから、マーケティングが
非常にうまいと思います。
以前ブロガーのはあちゅうさんがツイッター
でこんなことをつぶやいていました。
電通の先輩が、
「CMは偏差値40の人にも理解できるものじゃなきゃダメ。この会社にいる時点で普通ではないと自覚しろ。世間にはおそるべき量のおそるべきバカがいる。そしてそれが日本の『普通の人』だ」
って言ってたの、一番役に立ってる教えの一つだ。
— はあちゅう (@ha_chu) 2017年1月30日
このツイートを見た時になるほどと思ったん
ですけど、このツイートは相当炎上しました。
不適切な表現はあるにせよ、大衆はメディアに
扇動されてきたのは歴史的な事実ですから、的
を得た表現だとは思います。
こういう事実は先日ブログに書いたこの本でも
紹介されています。
これは現場の営業スタッフにも周知されていない
ケースがあって、こういう痛ましい結果にもなっ
ています。
テレビCMは鵜呑みにせず、自分自身で正しい情報
を収集することをおすすめします。
では!