電気自動車と電動化は違うというお話し

こんにちは、ペイです。

 

今日はボクの専門の分野のクルマ

の話しをすこし。

 

ここのところお客さまとクルマの

乗り換えの話しをすると決まって

言われるのが・・・

 

これからは電気自動車になるんで

しょ?と言う話しです。

 

これは多分に昨年のボルボの

電動化宣言がおおきかったと

思ってます。

 

 

このボルボの電動化の話は、

2019年以降に発売するボルボ

のクルマはすべて電動化すると

言う話しなので、一般のヒトに

は2019年以降はボルボは

すべて電気自動車になるのか?

と思われても仕方ないかも

知れません。

 

しかし、この内容は全モデルを電気

自動車にすると言うわけでは無く、

全モデルに電気自動車・プラグイン

ハイブリット・マイルドハイブリッ

トをラインナップするということ

です。

 

電動化といっているので、電気自

動車にすると言っている訳ではあ

りません。

 

よ~く考えてみると、ボルボだって

アメリカやヨーロッパで数多くのク

ルマを販売しています。

 

現在市販されている電気自動車の

満充電での航続距離は、200km

から600kmです。

 

長い坂道や冬にヒーターなんかを

入れると、あっという間に航続距離

は半分以下になってしまいます。

 

たとえばアメリカの砂漠地帯を長距離

移動するのに、充電施設のインフラが

整っていない状況で現実的でしょうか?

 

またドイツのアウトバーンを超高速で

走行した時に、どのくらいの距離が

走れるのでしょうか?

 

インフラや充電時間等、乗り越える

ハードルがまだまだある状況で、

歴史ある自動車メーカーがすべてを

電気自動車にできる状況ではありませ

ん。

 

 

こういう話しは電気自動車へ国を

あげてシフトしようとしている

中国へのリップサービスと言う側面

が大きいと思います。

 

みなさんがご存知のように、電気

自動車はテスラのようなベンチャー

でも製造することができます。

 

いっぽうで、既存の自動車メーカー

のように内燃機関のエンジンを開発

するには大変な技術力やノウハウが

必要になります。

 

これらを中国が、これから欧米や日本

のメーカーに追い着くようにする

のは実質的に不可能です。

 

しかし世界一を目指す中国にとっては、

自動車のビジネスでも成功を納める

には、電気自動車がうってつけと言う

わけです。

 

いまやアメリカ以上にクルマが売れる

中国に対して自動車メーカーが電動化

目標を上げるのは、なんら不思議なこ

とではありません。

 

しかし、その電気をつくるパワートレ

インを捨てた訳では無く、何になるか?

という話しになります。

 

それが内燃機関のエンジンなのか、燃料

電池スタックなのか?

 

そういう話しです。

 

仮に、いま日本を走っているクルマをすべ

て電気自動車に置き換えるとなると、電気

の供給は大丈夫でしょうか?

 

一説によると原発をあらたに2基は作らない

といけないという話を聞いたこともあります。

 

遠い未来にはすべてのクルマが電気自動車に

なっているとは思いますが、この10年で

すべてが電気自動車に置き換わることは無い

ので、どうぞ安心してガソリン車やハイブリ

ットの車を買って大丈夫ですよ。

 

と言うか、クルマ好きなら、将来乗ることが

できなくなるガソリンエンジンの車に乗って

おく最後のチャンスかも知れませんね。

 

 

 

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