あなたの自動車保険は大丈夫ですか?
こんにちは、ペイです。
クルマに乗っているかたは自動車保険に加入されて
いますか?
クルマの乗る限り万が一のために当たり前だと思い
ますが、では加入内容は大丈夫でしょうか?
テレビのCMでは通販型のコマーシャルをよく見ます
が、内容を自分で決めて自己責任で契約しますよね?
対人・対物・障害保険にきっちり加入して、車両
保険も加入ご自身のクルマの車齢に応じて加入して
いる方が多いと思います。
しかし、自動車保険にはさまざまな特約があって以外と
内容が判らないので加入していないケースが多いです。
少なくとも、私がお客さまの保険証券を拝見すると万が一
の時の保険なのにイザという時に使えない内容を多く
見かけます。
万が一の時に使えない事がないように、検討したほうが良い
特約を解説しますので、自動車保険の加入時や見直しの
参考にしてくださいね。
対物超過修理費用特約 |
対物賠償は当たり前のように加入している方が大半だと思い
ます。
いまどきは賠償額無制限で入るのが一般的です。
最高で2億円を超える判例もありますから当然といえば当然
ですが、これだけで大丈夫でしょうか?
下記の表をみてください。
この表は1台の自動車が新車で登録されてから廃車になるまで
の平均年数です。
この年数は年々伸びてきて、2016年にはとうとう12,76
年になっています。
万が一あなたが追突事故を起こしたとしましょう、しかも相手の
クルマは登録してから13年も経過している大衆車。
賠償金額無制限に加入しているから大丈夫と思うでしょうが、実
はそうではないのです。
保険会社には車価というものがあって、そのクルマの市場価値に
応じて支払われる金額が決まっています。
車両保険に加入されている方はお分かりだと思いますが、毎年
加入できる金額は安くなって行きます。
これはクルマの価値が年々減少して行くからです。
つまり市場価値の無いクルマに追突した際には最高で15万円
しか支払われないのです。
しかし相手のクルマの修理金額に50万円かかる場合、あなたが
差額の35万円を支払はなくてはいけなくなってしまいます。
この差額分を支払ってくれるのが対物超過修理費用特約です。
私から保険加入されている方はすべてこの特約は付帯しています。
金額も数百円ですからつけたほうが良いですよ。
車両保険 無過失事故特約 |
この特約は、例えば追突事故の被害にあったとしましょう。
修理に50万円かかるとして、通常であれば相手の過失が
100%ですから、相手方の対物賠償保険で修理をして
もらうのが普通です。
しかし、この表をご覧ください。
信じられないかも知れませんが、対物賠償の加入している車両
は74,2%しかありません。
運悪く相手が任意保険に加入していない場合、あなたの保険会社
は被害者側なので示談の交渉をすることはできません。
すべて自分で交渉しなくてはならないのです。
私のお客さまでも、ここ3年でこういったケースが3件発生
しています。
ご自身で交渉して分割で支払ってもらったり、大変なご苦労を
されています。
こういう時に自分の車両保険を使って修理してもノーカウント
事故扱いで、通常翌年3等級ダウンするところ等級ダウンしない
特約です。
いまの保険等級制度からすると、本当にありがたい特約です
ので、検討にあたいする特約だと思います。
日常賠償保険特約(個人賠償保険) |
最近、自転車事故での高額賠償が話題になることが
あります。
こういったことからお問い合わせが多い特約がこの特約
になります。
この特約は、あなたやその家族(別居の未婚の子を含む)
が他人にケガを負わせたり、他人の財物に損害を与えて
法律上の賠償責任を負った際に支払われる保険です。
私の知人は、自宅マンションの自分の部屋が漏水して
下の階に損害を与えた際にこの特約で60万円の
賠償をした方もいますし、私の息子が高校生の時に
自転車で新車のBMWにぶつかった際にも30万円の
修理代を賠償してもらいました。
この特約は保険を使っても等級ダウンすることが無い
特約です。
しかも年間2000円程度で加入できるので大変
お得です。
むかしは単品販売していた保険ですが、現在では火災保険
か自動車保険の特約でセットするようになっていて、賠償額
も1億円から無制限まであります。
保険会社によって賠償額や示談交渉のあり・なしが異なり
ますので、ご加入される保険会社の内容をよく確認して
くださいね。
代表的な特約を解説しましたが、これ以外に通勤や通学、
もしくは業務でクルマを使っているかたは検討する価値
のあるレンタカー特約等いろいろありますので、加入前
によく商品を確認してください。
では、また~