休日の過ごし方 便利さと引き換えに失ったもの
こんちは、ペイです。
今日からやっとお盆休みになりました。やった~!
例年は長期で旅行へ行くのですが、今年は一泊二日
で河口湖へ出かける以外、予定が入っておりません。
よく休日に何も予定がな~い!
と言うことをネガティブにとらえて悲観する人も
いますが、なにも予定がないほど贅沢は無いのでは
ないでしょうか?
時間が潤沢にあると言うのが一番だと思います。
それも使い方次第ですけどね。
日本人は旅行に行ってもいろいろと詰め込むのが
昔から好きで、パッケージ旅行とかのスケジュール
を見ても、これは疲れるだろうな?(こういう旅行
に行ったことがないので、あくまでも想像でしか
ない)という内容だったりします。
実はかなり多い日本の休日数 |
イメージで言うと、フランス人ってすごく休んでいる
イメージがありましたが、祝日数は日本のほうが多い
んです。
祝日数
フランス 年間11日(振替休日なし)
日本 年間15日(振替休日あり)
有給休暇日数
フランス 年間30日
日本 年間20日(勤務日数により法定付与日数
は異なる)
こう見ると、休む機会は日本もフランスも変わらない
だけの日数があるんですね。
なんで、フランス人は休んでいるイメージがあるのか? |
これは決定的にバカンス(長期休暇)の違いでしょ?
と思います。
だいたいにおいて、日本のサラリーマンが1か月近く
会社を休んだらどうでしょう?
辞めるの?
帰ってきたら席はないよ!
と言われるのがオチだし、そもそも他の同僚に迷惑
がかかるからそんなに休めないと思うのではないで
しょうか?
私の会社でも、休むのは悪!的は雰囲気がプンプン
いていますね。
あくまでも雰囲気ですが・・・(たまに影ではっきり
言う管理職も目にしますが)
とくに私のような営業職は、実績が出ていないと
権利(有給)は主張するくせに、義務(実績)
は果たさないと平然といわれる始末です。
親会社は上場会社の中で有給休暇取得率3年連続
1位の自動車メーカーの子会社でこういう状況で
すから、あ~日本の未来は大丈夫か~?と思って
しまいます。
あくまでも日常の延長線がいい |
とにかく私たちは旅行へ行くと、せっかくだから
といろいろな事を詰め込んでしまいます。
旅行に行くと必ず「何かをする」目標を設定して
しまいます。
私もそうです。
でも、フランス人は旅行先でのスケジュールを
シンプルにして活動もお金も絞るそうです。
あえてお金のかかる名所へ行くとかせずに、街を
ぶらついて新しい何かを発見したりするほうを好
むようです。
でもこれって、ブラタモリとかモヤモヤさまぁ~ず
のコンセプトじゃない?
そうそう、そういう日常生活の延長みたいなこと
を旅先という非日常の中で行うのがフランス人
とかはうまいんでしょうね?
でも、日本のような便利な生活は送れない |
ものごとには何でも表と裏があって、バカンスのような
ことは良いでしょうが、でも日常生活での利便性は悪い
ようで。
日曜日や休暇中はお店は全部閉店、スーパーとかも閉店
時間が早く、日本のように24時間開いているなんて
ありえない。
もともと私は24時間・365日営業みたいなこと
は大嫌いで、昔のように正月はお店も営業していない
から、年末に食材や飲み物を買いだめして年を越す。
初詣にでかけても、やっている店はほとんど無く、
やっと見つけた喫茶店では、正月メニューで出す
ものは限られていて値段も正月価格。
しかし、営業しているだけでありがたかった。
そういう不便さのスタイルが懐かしくてたまらない
んです。
それが、最近は新年早々にスーパーも営業しているから、
買いだめの必要もないし、食事だってチェーン店は
いつでも変わらず営業しています。
こういう便利さと引き換えに私たちは何かを確実に
失っているんでしょうね?
・時間
・余裕
・工夫や創造
・家族との絆
どれもお金では買えないものですよね。
まあ、24時間・365日営業なんて、経営側が言う
機会損失を失くすためのことです。
機会損失をしないために現場で働く人は多くのことを
失っているのではないでしょうか?
メリハリが大切 |
こういう風に見てみると、フランス人はオンとオフ
がはっきりしていますね。
それと引き換え、いまの日本はオンとオフの境が
希薄だと思います。
とくに携帯電話が普及してからは、休日でも場所
を選ばず仕事が追いかけてきます。
休日を長期間とるのは無理でも、自分の工夫しだい
で充実した充実にするのは可能ではないでしょうか?
そのキーワードがメリハリだと思います。
とにかく仕事のことは忘れて休日を満喫する、携帯の
電源を切ってみる。
そもそも、フランスでは休み中でも仕事のことを考えて
いることは「あまり健康なことではない」とみなされて
いるそうです。
みなさんも、詰め込まない・日常の延長線・メリハリを
付けてお盆休みの後半戦楽しいんでください。